Jackグループ主催 全国リフォームコンテスト結果発表

優秀賞

梶浦博昭環境建築設計事務所

リフォームテーマ

人・社会・環境から見るマンションリフォーム

Beforeお施主様からの要望や悩み

①生活動線の簡潔化
②収納を多めに欲しい
③LDKは広めでかつ窓に面していて欲しい
  • 居間・食卓

  • 洋室2

リフォーム概要


DATA
リフォーム金額
1,100万円
リフォーム箇所
共用部以外全て
間取り変更
4LDK→3LDK
築年数
22年
施工面積
78.50
家族構成
夫婦2人
種類
マンション

1 マンションの一室を敷地と捉える

通常のマンションは南側にリビングダイニングに設け、北側に個室、水廻りを配置するのが基本である。光は強く入るかもしれ ないが、風の抜けは乏しいものになってしまう。そこでマンションの東角部屋であった今回の一室を敷地として捉え、もう一度 環境を整理しなおすことを考えた。光が回るようにリビングダイニングを東側に細長く設ける。西側は窓がないため、水廻りや 収納を設けた。そのことによりリビングダイニングには数多くの風の抜け場を獲得し、個室も含めると南から北へ、家全体が風 の抜け道として通ることができるようになった。

2 空き家になっていくマンションに対して

新しいマンションがまだまだ建設されている。そうなると古いマンションの空き部屋は買い手がなく、いつまでも空いたままに なってしまう。nLDKとしてくくられた空間にはフレキシブルさがなく、部屋が有効的に活用できない時期があることも一つの要 因ではないかと考える。そこで家族全員分の収納をひとまとめにできるWICを配置した。そのことで個室各々に収納が必要なく 、必要最低限の面積で部屋として成立する。今回は今後出産を予定している夫婦2人住まいの家である。主寝室は個室として壁 で仕切っているが、今後個室となる洋室は趣味室として、和室コーナーは客間として現在活用している。子供が個室が必要な年 齢になればそれらの場所を個室として編成しなおす。子供が独立すればそこはまた共用の場所として活用する。部屋に人が合わ せるのではなく、人に合わせて部屋が可変していくことは今後のマンションのあり方として必要なのではないと考える。

3 生活に寄り添って

家に帰ってきたらまずはWICで上着を脱ぎ、洗面脱衣室で手を洗い、リビングに入る。それは玄関から直接リビングに行くよ りも短い動線で行くことができる。買い物をして荷物をキッチンまで運ぶ場合にも有効な動線である。 キッチンを含めてダイニング、洗面脱衣室、WIC、玄関と家事動線の回遊性を持たせている。動線を単純化させる事で生活のし やすさと、部屋の中にものがあふれることを防いでいる。環境や社会に対して、ケアしながらも住む人のことを第一に考えるこ とがリフォームを行う大きな要因と考える。

図面


会社データ


会社名

梶浦博昭環境建築設計事務所

ホームページ

http://kajiura-a.com/

本社所在地

〒493-8001 愛知県一宮市北方町北方狐塚郷
TEL:0586-86-8436 FAX:

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